「日本の性のタブーをどう打ち破る?」オードリー・タンさんが答えてくれたこと #71
ご無沙汰しています。とぅるもちです。出産して初めてのニュースレターとなります。出産から半年、毎日が目まぐるしく過ぎていき、なかなかまとまった時間を取れないのですが「今回は絶対にいろんな人に届けたい」と思う機会をいただいたので、荒い内容ではありますが読んでいただけましたら幸いです。
10月8日、台湾の初代デジタル発展省大臣を務めた Audrey Tang(オードリー・タン)さんが京都にあるtoberu(株式会社フェニクシー)にいらっしゃいました。
【実施報告】オードリー・タン台湾初代デジタル発展相、フェニクシーを訪問:修了生のピッチに助言も(株式会社フェニクシー/2025年10月10日)
私はプログラム修了生として、オードリーさんに対し、阿比留(林)睦美さん、Soraya Umewakaさん、Caitlin Puzzarさんと一緒に、事業ピッチをさせていただくことができました。
私たちの事業(カウンセリング・性生活分析tawgram)は、セクシャルウェルネス(性の健康)向上からの「プレジャーを持って主体的に生きる人が増えた社会」を目指すものです。ここ4年、まじめすぎると多くの人に広まらないし、アダルトコンテンツ(ウェルネスとは離れたもの)だとすぐ広まるしお金になるけど、私たちの目指すところではないというところに悩んできたので、このテーマをオードリーさんにぜひ聞いてみたかった。。
文化を変える、最も効果的な方法は?

(回答については私の聞き取る限りの内容であることをご容赦ください)
とぅるもち:私たちは、日本の性生活に関するタブーをなくすために『ポジティブなデート体験』(tawagramのオフラインバージョン)を作ろうとしています。オードリーさんの経験から、私たちのような草の根の文化的な変化を、政府や公共政策が支援・増幅させるための最も効果的な役割は何だと思いますか?
オードリー・タン:つまり、誰もが「他の誰もがそのことを知っている」と知っている状態になるように規範を形成する、ということです。
この「共通認識」は、コミュニケーションにおける取引コストを削減します。なぜなら、他の誰もがこれを受け入れていると安心して想定できるからです。
これを共通認識として一つ例を挙げます。私のリバースメンターで、